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米中会談 米、中国に配慮も会談で不満表明 厚遇で実利狙う

(以下引用)
オバマ政権は習近平国家副主席の訪米に異例の厚遇を施し、今後10年の中国のかじ取りを担う習副主席との関係の深化を図った。記者団の前ではシリア問題への言及を避けるなどの配慮を示す一方、会談では経済、外交面での“不満”を突きつけた。

オバマ大統領と習副主席の会談は、同盟国の首脳が招かれることが多い大統領執務室で実施され、会談時間も予定を大幅に上回る約1時間半に及んだ。

最高指導者への就任を直前に控えた胡錦濤国家主席が2002年、副主席として訪米した際のブッシュ前大統領との会談時間は約30分だったことからも、米国の破格の待遇がうかがえる。

国防総省訪問では、副大統領級では初めて19発の礼砲で迎えられ、習副主席は整列した約300人の儀仗(ぎじょう)兵を閲兵した。

米議会調査局でアジア情勢を担当するスーザン・ローレンス専門官は、過去にもオバマ政権が、中国側に配慮した外交儀礼を施すことで「米国が重視する経済問題などの進展を引き出してきた」と指摘し、今回の厚遇も将来をにらんだ“先行投資”と分析する。

ただ、表面上の歓迎ぶりとは裏腹にオバマ大統領やバイデン副大統領との会談では、率直なやりとりが交わされたようだ。米メディアによると、オバマ大統領 は、人民元レートが不当に低く設定されていると指摘し、中国は輸出だけでなく内需拡大にも取り組むべきだと不満を突きつけた。

国連安全保障理事会での対シリア決議案採決に際し、中国が拒否権を発動したことにも「失望感」を表明、国際社会での「責任」を果たすよう促したという。バイデン副大統領は南シナ海やサイバー攻撃などの問題で懸念を伝えた。

米国には割安な人民元相場を背景に輸出攻勢を強める中国への不満が噴出しているが、対決姿勢ばかりを打ち出せば、反発を呼ぶのも確実。米中外交筋は「北 朝鮮やイラン情勢に不透明感が漂う状況で、中国との深刻な対立は避けたいのが米国の本音」と指摘し、世論への配慮と外交上の実利の兼ね合いが今回の対応の 背景にあったと分析する。